遅ればせながら、ペルー旅行の思い出を簡単につづってみます。
ペルーは小さいころから行きたい国でした。
本だったかテレビだったかで見た、ナスカの地上絵に興味津々でいつか自分の目で見てみたかったのです。
プレ・インカ、インカ文明にも興味があって、特にあのアートセンスに心を動かされました。
マチュピチュ遺跡がNHKの番組で「行きたい世界遺産」1位に輝いたりして、例に漏れず世界遺産好きなので、私も行きたいーと思っていたところでした。
思っているだけでは夢は叶いません!実行あるのみ、ということで行ってきました。
今回はJTBのツアーに参加しました。
5泊8日(機内泊除く)の強行スケジュールで、日程的にも体力的にも厳しかったのですが
私と同じく一人参加の人が多く、家族のような雰囲気で旅行できたのでとても楽しかったです。
もちろん見所もたくさん!ペルーのとりこです。
しかし、移動は大変!
まず私の住む町から羽田まで飛行機で行き、羽田-成田間はバスで移動。
すでにちょっとした旅行です。
飛行機は成田発アトランタ経由でペルーの首都リマまで。
成田からリマに着くまで、乗り換え時間2時間を含めてなんと22時間!
アメリカ入国も時間がかかって大変でしたしね。
アトランタ空港、もっと見たかったな。
リマのホテルに着いたのは夜の12時近く。もうへとへとでした。
2日目はなんと朝6:00出発で、ナスカの地上絵観光です。
イカという町からセスナで飛び立ち、地上絵を見てきました。
セスナはこんな感じ。10人ちょっと乗れるものです。
地上絵は意外と小さかったのですが、パイロットさんが旋回しながら「クモ!クモ!」と教えてくれるのでちゃんと見つけられましたよ。
小さいころからの夢が叶いました♪
飛行機酔いも心配でしたが、なんとか無事でした。
3日目はリマからクスコへ。
クスコは茶色い屋根の家が続くとてもかわいらしい街です。
インカの石組みがそのまま残っていて道は狭く、小さい車しか通ることが出来ません。
標高3400mで富士山より高いところにあります。空港に着いたとたんに「空気薄い!」と実感するほどでした。
歩くだけで息が切れ、ゆっくりとしか行動できません。もちろん大きい声も禁物。
それでも高山病気味になって苦しかったです。
サクサイワマン遺跡などを見学し、やや標高のひくいウルバンバへ。
このころ、車酔いと疲れと空気の薄さにやっつけられ、ぐったりとしていました。
周りの景色を見る余裕もなく、夕ご飯を食べる元気もなくベッドへ一目散でした。
4日目はマチュピチュへ。
しっかり睡眠をとったおかげで、なんとか復活。
目の前にテレビと同じ光景が広がったときには感動しました。遺跡は意外と狭く、石組みが入り組んで迷路のよう。
谷はとても深く、足を滑らせたら命はないでしょうね。
遠くの山にかかる雲、どこまでも続くジャングル、とても神秘的でした。
アルパカちゃんが放し飼いされていて、格好の被写体になっていましたよ。
この日の夜、クスコの夜景と一緒に南十字星を見ることが出来ました。
5日目はチチカカ湖へ。
途中、標高4300mのラ・ラヤ峠を越えました。
草しか生えない世界。空気がとても薄く、動いたらくらくらするほどでしたが、現地の人たちはその峠で露店を開き営業していました。
たくましすぎる。
現地の人たちの暮らしを覗かせてもらったり、トトラでできた船に乗ったり。まるでテーマパークのようで楽しかったです。
民族衣装も着させていただき、ちょっとしたコスプレも。
標高3800mということを忘れてはしゃいでしまいました。
その夜、高山病で苦しんだことは言うまでもありません。頭が痛かった…。
6日目は首都リマへ。
博物館でプレ・インカの発掘物を見たり、ミイラを見たり。
インカのものはスペインに盗られてしまってほとんど残っていないそうです。
人質事件のあった日本大使公邸も見てきました…。
大統領府をバックに記念撮影をしたりと楽しくすごしました。
その後、深夜便でアトランタ経由成田へ。
疲れましたが、日本とはまったく違う世界でなにもかもが興味深かったです。
あちこちからパワーがあふれていて、素敵なところでした。
また行きたいな!
この旅の間、英語を使っていくつか交流をしてきました。
次はそのエピソードを書きたいと思います。